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蔵原惟繕演出のこんなもんでしょう的な一筆啓上地獄が見えた

category - 時代劇鑑賞
2015/ 09/ 09
                 
必殺仕置屋稼業 VOL.1 [DVD]
キングレコード (2004-07-07)
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先週から始まっている必殺必中仕事屋稼業の後シリーズ。
何でも視聴率を回復させるために中村主水(藤田まこと)を起用したシリーズを
制作したんだとか(その裏では他局の影同心に対抗する意味も込められている)。

必殺必中では2作しか手掛けてなかった蔵原惟繕
第一話を手掛けるということで
(今シリーズは結構手掛ける)あまり期待はしてなかった。
この方の演出は、他の監督よりもとにかく"暗い"。
重苦しいくらいに暗さが漂っている。悪く言えば辛気臭いかも。
ただ、そういう独特の世界観は良いんだが、
必殺必中のように前後と脈略もないシーンが登場したり、
話の輪郭が余計な事をすることでぼやけたりすることもある。

この第一話も主水とおこう(中村玉緒)が話をする場面が
突然鳥居がたくさんあるシーン(しかもスタジオ撮り)に切り替えられて
"?"と思ったり(仕上げて勝負のおらんを半兵衛が仕置するシーンを思い起こさせる)、
印玄(新克利)が前を通った人間がターゲットとわかって立ちあがった次の瞬間
屋根の上にそのターゲットを突き落とそうとしているシーンになったりと
こういう強引なまでの展開があったりはしたが…、

市松(沖雅也)のアジトに潜入した際に市松に殺しかけられる主水とか
殺しを見られた少女の前で竹串を突きつけたりするような
緊迫したシーンは見ごたえがあった。

まぁ、第一話にしては"こんなもんでしょう"といった感じで
話がブレたりとか特に問題になるような酷いということはなかったというのが感想。