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大物にて候 殺しの仕事がチープ過ぎると感じた暗闇仕留人

category - 時代劇鑑賞
2015/ 06/ 15
                 
これを最初に観たのは3年前のこと。
当時昼の時代劇は三船主演の(新)荒野の素浪人で
(大江戸捜査網は平成まで終わったんだから
第3シリーズから再び繰り返さずに別の時代劇を流してくれんかね)、
三船の豪快な刀さばきを見て圧倒され
時代劇というものに興味をもったものだ。

で、朝も仕事人をやっているのを知り、
観てみたら派手な剣劇もなく、どことなく姑息な手段で
悪人を仕留めるというのがどうも受け付けなかった。
その最初に観た必殺シリーズがこの暗闇仕留人というやつの
"大物にて候"だったということが3年後のオンエアで判明…。

ゴルゴ顔の近藤洋介演じる大吉の技の際には心電図が出てきたり、
逃げ惑う女がすでに石坂浩二演じる糸井貢の三味線の撥により
すでにヤられて倒れてる小兵衛の手下の足に引っ掛かり、コケた際に
その手下の持っているドスに自ら胸を刺され自滅するという演出に
興ざめさせられたんだけど…。
一番最初に"仕上げて候"を観てたらおそらく印象は変わっていたことだろう。

ただ、その殺しの部分だけ切り取って観るとまぁなんて…と思うんだけど
今回再び観直したところ、話全体からするとこれがなかなか悪くない。
むしろ結構面白い方だったと思うし
長一郎に対する仕置きがなかったことはちょっと残念だが
演じていた太田博之は伝七捕物帳の時同様、こういう役の方が似合うなぁ…。

それよりも問題なのは糸井貢の三味線を弾いている(であろう)シーン、
最初、へ~ちゃんがすだれ(?)の奥で座ってじっとしていて
一体何をやってんだか分らなかったが
後になって三味線を弾いていることがようやく分かったくらいで
そこん所の描写をもっとはっきりさせるべきだったと
(中盤以降絵描きに転身したのは正解)。

そういえばこの日の悪の親玉の小兵衛を演じた永井智雄は
事件記者というドラマでキャップを演じていたらしく
この話では同じく事件記者に出ていた部下、
近藤洋介に心臓を握りつぶされるとは…。