THEATER OF AUTUMN

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DIMMU BORGIR/Enthrone Darkness Triumphant

Enthrone Darkness Triumphant: Reloaded
Dimmu Borgir
Nuclear Blast Americ (2008-09-02)
売り上げランキング: 196170




ノルウェーのシンフォニックブラックメタルバンド。
音質は軽いが、この時期のこの手のサウンドにしてはいい方。
ブラストの際の音の分離もきっちりしているし…。

このころはまだ、メジャーシーンを意識したような
シンフォニック・メロディックブラックメタルというのは
少なかった(はず)なので、ある種貴重な存在だったと思われる。

このアルバムでは白塗りでシルクハットをかぶった
(たしかそんな感じの)Key奏者による
巧みなアレンジが特徴なんだけど。
ブラスト疾走をするようなアグレッシヴなサウンドに
ホラーだったり邪悪な世界観を演出をより強調するかのような
どこにでもあるようなアトモスフェリー的な役割はもちろんだけど、

このアルバムではそれとは明らかに違う、
ピアノやシンセによる美しいメロディが聴かれる部分が多く、
聴く人の耳を惹きつけるほどのフックのあるもので驚かされる。
曲がスロー&ミドルテンポなリズムになると、
ある種のゴシック的な耽美な雰囲気だったりもして
なかなか面白く、このアルバムの1つの個性にもなっている。

もちろんアグレッシヴなサウンドがないわけでもなく、
#4や#8とかはKeyの出番を極力控えて
(禍々しい世界観を演出するだけにとどめている)
いるようなブラックメタル然とした曲もあったりもするのだが、
それはそれで逆に浮いてしまう。つまらないんだよね。

次のアルバムでは(この直後に出たミニは知らん)
Key奏者が変わっており、彼らのメジャー志向は高くなり、
当然のことながらレヴェルも高くなり、
ますますドラマティックなサウンドを聴かせてはくれるものの、
残念ながらこのアルバムで聴かれるような
(ある種のあざとい)耽美な部分がなくなって個人的な嗜好から離れてしまった。

というわけで個人的にはDIMMU BORGIRといったら
どうしてもこのアルバムという方程式が出来てしまい、
どうもそれ以降のサウンドが好きにはなれず
(つまりわかりにくいサウンドということでもある)、
このバンドのサウンドが再び良いと思ったのは
実験作とも言われるABRAHADABRAだった。



1. Mourning Palace
2. Spellbound (by the Devil)
3. In Death's Embrace
4. Relinquishment of Spirit and Flesh
5. The Night Masquerade
6. Tormentor of Christian Souls
7. Entrance" 30:44
8. Master of Disharmony
9. Prudence's Fall
10. A Succubus in Rapture
11. Raabjørn Speiler Draugheimens Skodde
(Raabjørn Reflects the Mist of Draugheimen)

[ 2012/08/14 ] | シンフォニック/メロディックブラックメタル
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Author:死神の弥三
主に激し目の音楽の聴いた感想(アテにしないでください、火傷しますw)を書いています。ここではそれだけです。





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