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ひきこもりが農作業や集団生活に挑戦
農作業や集団生活を通してニートからの“脱出”を目指している
佐藤芳久さん(29)=鶴岡市出身=が、仲間とともに「庄内リレーションズ」を組織した。 世界的な経済不況に伴う企業業績の急激な悪化で、 「派遣切り」といわれる非正規労働者の大量解雇が全国的に相次ぐ中、 知恵を絞り、自分の仕事は自分の力でつくり出すという働き方に挑戦。 佐藤さんは「自分と同じような境遇の人たちに、勇気と 希望を与えることができれば」と意気込みを語る。 佐藤さんは18歳の時に東京へ出て専門学校に通ったが、 20歳の時に中退。アルバイトや派遣社員として職を転々とした。 しかし、働く意味や目標を見いだせない生活は長くは続かず、25歳の時に鶴岡市 の実家に戻り、その後は、仕事をせずに家に引きこもり続けた。 そんな佐藤さんに転機が訪れたのは2008年2月。脱ニートを決心し、 「ユザ・ネイチャーズ・ネイチャー」(今井富世社長)が厚生労働省の委託を受けて 遊佐町で運営する「若者自立塾」に入塾した。 自立塾では、生活習慣を正すことから始まり、 炊事や洗濯など身の回りのことはすべて自分自身で行う。 また、農作業を中心とした労働体験も課せられており、塾生たちは、約30アールの荒れ地を 開墾して野菜を育てるなどした。 「ゆっくりと自分の歩幅で生活することで、最近は充実している。 引きこもっていた時間が無駄ではなかったと、 前向きに考えることができるようにもなった」と語る佐藤さん。 「これまで農作業の経験はなかったけれど、自分の作った農作物を 買ってくれる人がいるというのはうれしい。今後は、無人直売所を ほかの地域に拡大し、関東圏での地元産米の販売なども手掛ける計画だ」と意気込む。 今井社長は「今、多くの人たちは自分のことだけを考えて働いている。 そのような競争社会に、彼らが納得できるような仕事はなく、 自分の仕事は自分でつくり出していくしかない。今後の取り組みを 見守っていきたい」と話した。 コメント
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