2014年12月

        

SINISTER/The Post-Apocalyptic Servant

category - ブルータルデスメタル
2014/ 12/ 31
                 
Post-Apocalyptic Servant
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Sinister
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オランダの5人組ブルータルデスメタルバンド。
いかにもデスメタルらしいジャケットで香ばしい。
怪しいインストから高速ブラストでなだれ込む。
やっていることは前作や前々作と変わらず、
ブラスト、スラッシュ疾走をはじめとしながらも
ミドル&スローテンポにもなったりして
緩急をつけ適度に複雑なサウンドは相変わらず。
ただ、#1はひたすらブラスト疾走がメインなので圧倒される。

イカレギターソロも多くはないが以前よりも入ったりする
前作(の感想は後日)ははっきりとした
メロディアスなツインギターソロが入っていた曲もあったが
明確なメロディではなくイカレたソロが要所に切り込んで来るといった感じか。
Voは何となくゴアが入っていてちょいと何言ってんだかわからん感じだが
音楽性には問題はなかろう。

#2のように時々禍々しい部分を入れたりもして聴いてて
(もちろんいい意味で)鬱になる。
今作は前作と特に遜色のない出来だが、
アルバム全体的によりアグレッシヴになり
Evil色が強くなったという感じか?

前作が気に入った人やファンは安心して手が出せる…
というか前作同様に圧巻の内容である。
ボーナストラックの#11はMorbid Angel、#12はParadise Lostのカヴァー。


1. The Science of Prophecy
2. The Macabre God
3. The Sculpture of Insanity
4. The End of All That Conquers
5. The Masquerade of an Angel
6. The Dome of Pleasure
7. The Post-Apocalyptic Servant
8. The Art of Skin Decoration
9. The Saviour
10. The Burden of Mayhem
11. Fall from grace
12. Deadly Inner Sense




                         
                                  
        

NIGHTINGALE/Retribution

category - メロディアスハードロック
2014/ 12/ 29
                 
Retribution
Retribution
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Nightingale
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Dan Swano(この感想書いてる地点で彼がまだ41歳ということに驚きだが)
による非メロデスプロジェクトバンド。
Dan Swano自身がギターやシンセだけでなくVoも担当し、
デスじゃなくフツーに歌い上げる。

やっていることは若干プログレちっくなものも入った
メロディアスハードロックで、デス臭は一切ない。
アップテンポな曲はあまりなくミドル&スローテンポが多く、
クリアーなギターやピアノを始め時折電子音等のシンセが入ったりした
大人のハードロックといった感じか。

メロディはそれなりにキャッチーさもありながら、渋さもあるという感じ。
どことなく悲しげなメロディが多い上、
北欧らしく(?)シンセ使いに冷たさも感じさせる。
もちろん曲としての完成度も高いのはいうまでもないが、
個人的な感想としてアップテンポがあと数曲あったほうが
印象がもっと良かったかも?



1. On Stolen Wings
2. Lucifer's Lament
3. Chasing The Storm Away
4. Warriors Of The Dawn
5. Forevermore
6. Divided I Fall
7. The Voyage Of Endurance
8. 27 (Curse Or Coincidence?)
9. The Maze
10. Echoes Of A Dream



                         
                                  
        

BEHEMOTH/The Satanist

category - ブルータルブラックメタル
2014/ 12/ 21
                 
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ポーランドのブラックメタルバンド。
カラスのような鳴き声のSEからスタートする。
で、その後ブラスト疾走するというベタな展開には行かず、
スローテンポがしばらく続いた後にようやくブラスト疾走が入る。
が、オーケストレーションを多用して、よりメロディックに
ドラマティックな展開をみせる#1には驚かされる。

その後は禍々しいメロディを伴ったブラスト疾走をメインとしながらも
ミドルテンポやスローテンポになったりと緩急をつけた
彼ら特有のデスメタルに近い重量感もあるブラックメタルをやられているわけだが。
今作はそういうサウンドだけでなく#1のオーケストレーションをはじめとして
アコギを入れたりする曲やアルバム全体にヴァラエティに富んだ…
というのか、いつもとちょいと違うタイプの事もやられている。
あるサイトではキャッチーという言葉を使っていたが納得がいく。
だからと言って決して攻撃性が減退したかというと
決してそういうわけではないのでご安心を。

Voの吐き捨て型の(表現力が増してる)説得力あり過ぎのデスVoを始め、
ヴェテランらしい風格がそこはかとなく感じる。



01. blow your trumpets Gabriel
02. Furor Divinus
03. Messe Noire
04. Ora Pro Nobis Lucifer
05. Amen
06. The Satanist
07. Ben Sahar
08. In The Absence Ov Light
09 O Father O Satan O Sun




                         
                                  
        

SUPREME MAJESTY/Danger

category - スウェーデン
2014/ 12/ 19
                 
Danger
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Supreme Majesty
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スウェーデンのシンセ入りのメロパワバンド。
やっていることは前作と同じというか踏襲した内容で、
前作同様にファーストトラックのシンセから
いかにもEUROPEフォロワーともいえるような
(実際こっちの方が激しいが)メロディで思わずにやつく。
それはCherokeeっぽい#3とか他の曲でも
EUROPE大好きともいえるようなメロディが顔をのぞかせる
ただ、#8はEUROPEというよりもVAN HALENを感じるが…。

前作は数曲しか聴いていないので比較はしがたいが、
アップテンポの曲が多いのも高ポイント。
キャッチーでポップでそして何よりも爽快感を感じるメロディに好感持てる。
疾走曲になると手数の多い(と言って上手いとはいえないんだが)ドラムが心地いい。

好き嫌いがはっきりするような上手くない(ただ妙な味わいがある)
Voにしろどたばた的な演奏陣がA級に成りきれてない感が大ありだが
そこがまたよかったりもする。

ただ残念なのは次作でこのドラムが交代し、ギタリストが新たに加わり
この音楽性をネオクラシカル系に方向展開してしまい、
地味でつまらないサウンドになってしまった事。
この路線を続けていればよかったのに…。


01.Fallen Start
02.Heroes Of Our Land
03. Danger
04. Until The End Of Time
05. Save Me
06. Cruel Circle
07. Two Against Many
08. After Midnight
09. By Your Side
10. One Step Away (Bonus Track)



                         
                                  
        

IMMOLATION/Kingdom Of Conspiracy

category - ブルータルデスメタル
2014/ 12/ 16
                 
キングダム オブ コンスピラシー
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アメリカのデスメタルバンドの9枚目らしい。
ようやく日本盤デビューとなったらしい、遅すぎ。
前作の出来がかなり良かったのだが、
そうなると次作は大体それを超えられるような内容ではないことが多く
心配するんだが、その不安を払しょくする内容だ。

相変わらず、ブラストをメインに疾走したり
(前作同様ドラムの巧さに耳を惹かれるわけだが)、
それなりのメロディのあるギターソロを要所でかましたり、
デスVoは説得力のある吐き捨てタイプ。
テクニカルな部分を上手くからませながら
疾走やスローテンポと、リズムチェンジを繰り返しながら
おどろおどろしくも禍々しい世界観を展開する。
そして何よりも音がクリアーなのも好感が持てる。


1. Kingdom Of Conspiracy
2. Bound To Order
3. Keep The Silence
4. God Complex
5. Echoes Of Despair
6. Indoctrinate
7. The Great Sleep
8. A Spectacle Of Lies
9. Serving Divinity
10. All That Awaits Us




                         
                                  
        

OBITUARY/Inked In Blood

category - ブルータルデスメタル
2014/ 12/ 13
                 
Inked In Blood
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アメリカの遅い事で有名なデスメタルバンドの新作。
ブルータルなジャケットなんだけど
どうせスロー&ミドルなテンポの楽曲に
わめき系のデスVoが乗るスタイルなんだろうなと思いつつ聴いてみる。

したら、ノリのいいスラッシュメタルサウンドで幕を開けたものの
まぁそういう展開は以前にもあったので特に驚きはしない。
予想通り、その後はそのスロー&ミドルテンポで単調で重さを重視したような
(というもののドラムの音を始め全体的に軽さを感じなくもない)
良く言えば彼ららしいグルーヴィなサウンドとなっている。
中盤以降似たようなサウンドのオンパレードなので
ファーストトラックのようなスラッシュサウンドの#10までに退屈になってくる。

正直、デスラッシュファンはもちろん、
ブルータルデスメタルファンも好き嫌いが分かれるサウンドなわけだけど。
面白いのはこのバンド、一切流行とかに流されていないこと。
モダンな部分を導入することもないし、
己を貫ぬき通しているというのは敬意を表したい。


01. Centuries of Lies
02. Violent by Nature
03. Pain Inside
04. Visions in My Head
05. Back On Top
06. Violence
07. Inked in Blood
08. Deny You
09. Within a Dying Breed
10. Minds of the World
11. Out of Blood
12. Paralyzed With Fear




                         
                                  
        

陰陽座/雷神創世

category - 日本 アジア 辺境
2014/ 12/ 11
                 
雷神創世
雷神創世
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陰陽座
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日本の和テイストのあるメタルバンド(つーか妖怪メタルというらしい)の12枚目。
なんでも11枚目の風神界逅との同時リリースなわけだが、
このアルバムはなんでも重さに重点を置いたとか。
確かに全曲にわたって重量感はある。

ファーストトラックが男性Voメインによるつまらないメロディの曲で始まり、
どうなるかと思いきや、続く#2からは女性Voによるアップテンポ&疾走で
キャッチーなメロディによる曲で安心させられる。

ただ、#4はNOVEMBER DOOMというか
デスVoと掛け声のような野郎Voだけに面白みのないメロディという
(曲のタイトル見て納得はするものの)ものもあったりこれ必要なんかなぁと。

デスVoは#9にも出てくるがこの大曲も
魅力的なメロディがあまり出てこない上に
スロー&ミドルテンポが大半で今一つ感は否めず、退屈。
その次の曲にこれもまた今一つなメロディのバラードを持ってきたのもマイナス。
ラストの曲もらしくない曲で今一つの出来…。
思っていたほどの充実感は得られなかったというのが個人的な感想。
確かに#5の黒猫の演歌のような歌い回しはなかなか面白いとは思ったし、
いいと思った曲もあったものの、
どうにもこうにも印象に残りにくいという感じは否めない。


1. 雷神
2. 天獄の厳霊
3. 千早振る
4. 人首丸
5. 夜歩き骨牡丹
6. 神鳴忍法帖
7. 天狗笑い
8. 青天の三日月
9. 累
10. 蜩
11. 而して動くこと雷霆の如し
12. 雷舞